涙が枯れる日 Ⅱ【完】
そんな張り詰めた教室に入っていた人物。
「あっれぇ〜?今日はやけに静かだねぇ雷輝!って、桜花ちゃんがいるからか」
「あぁ」
王様と姫様の登場らしい。
理子ちゃんはニコニコし、雷輝は難しい顔で私を見てきた。
「そろそろ学校辞めちゃったら?」
そう言って後から入ってきた天龍メンバー、快だった。
「ほんとーだよ!」
「早く辞めてもらえると理子様が気軽に学校を楽しめるとゆーのに」
こいつらは朝からよく喋るな。