涙が枯れる日 Ⅱ【完】
「はいろ〜ぜぇ〜」
男は汚い目で私を見てきた…
どうせ私が嫌だと言っても入るくせに…
私がそんな事を思っていると…
「桜花ちゃん?久しぶりだね〜!あれ?彼氏?」
「飛真…。」
飛真と会うのはこれで二回目だ…。
「桜花ちゃんが店に来るの楽しみに待ってたのになぁ〜、全然来ないんだもん!」
「ごめん…忙しくて。」
「そんな事はい〜の!で、彼氏?」
「あぁ?誰だてめぇ、俺は彼氏だ」
チャラい男が私の彼氏と言った…
私はいつ、こいつの彼氏になったのだろう
「嘘でしょ?桜花ちゃん見れば直ぐ分かるし。桜花ちゃん返して?」
やば!
また私顔に出てたのかな…