涙が枯れる日 Ⅱ【完】
“雷輝様の家からくそ女が出てきた“
私はそれを聞いて、黒い感情がフツフツとするのが分かった…
私を一向に見ない雷輝。
キスをするのは桜花ちゃんが居る空間だけ
そんな関係だった。
なのに、雷輝は桜花ちゃんを家に入れていた。
私が入った事のない雷輝の部屋。
桜花ちゃんが羨ましいとも思った。
でもそれよりも、憎い
手に入るものも、邪魔の所為で手に入らない。
消えればいいのに…
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