涙が枯れる日 Ⅱ【完】
これを隆と智に言ったらとめられた……
「それは桜花ちゃんが傷つくんじゃないの?」
「そうっすよ、流石に死んだって言われたら立ち直れないっすよ?」
「これは俺のけじめでもある。」
俺の言葉に隆も智も意味がわからない顔をしていた…
「アメリカに居るのに桜花を縛りたくねぇ。もし、もし他に好きな奴ができた時俺は邪魔もんだ。それに女を待たせるほどダサい男には俺はなりたくねぇ」
「それで…それでもし、桜花ちゃんに好きな奴が出来たらどぉすんだよ!?」
「そん時は…また桜花を惚れさせればいいだけだ。どんなに嫌がっても桜花を取り返す」