蛇苺と死神の輪舞曲
ロンドが現れてから早一週間。
あれから先生は何も言ってこなくなった。
しかし
ある日の放課後。
「何だコレ?」
下駄箱に、手紙が入っていた。
差出人の名は
【田中顕治】
元彼だった。
内容は
『よりを戻したい。
今日の17時、教室で待ってる』
「行っちゃダメデス」
家に帰ってロンドに相談すると
即効で言われた。
「でも、会うだけなら…。
断るし」
「ダメデス!!絶対に」
「だけど…」
「ダメなんデス!!」
「何で…」
「アナタは殺されるからデス!!
その男に……アナタは刺されて死ぬんデス!!」
ロンドは、手紙を睨み付けながら叫んだ。
「……それ……どうゆうことよ」
「………あっ…」
ロンドは狼狽した。
「何で……黙ってたのよ…!?」
「ソレは…」
「もういいよ!!
結局わたしなんて死んでもロンドはかまわないんだ!!」
わたしは家を飛び出し
学校に向かった。
馬鹿みたい。
わたしだけ
好きだったんだ。