姫の1日
「国王様もご心配なさってますよ。
『あの娘はもし好きな男ができてもすぐフラれるんじゃないだろうか!あの性格で!』って。」
「余計なお世話!」
人の性格にけちつけないで欲しいよね、全く。
普段はちゃーんと"お姫様"やってるんだし、いいじゃんね。
「では姫様、しばらくしたらご昼食をお持ちしますね。
ごゆっくりなさってください。では」
「ありがと、メリナ。」
「いえ。」
あ、メリナってさっきから話してる私専属のメイドの名前ね。
気を使わなくていいから楽なんだよね。
メリナも使わないし。…それはだめかな、やっぱり
ま、気にしなーい。…よし、これ読もう。