Special coffee, with you.【番外編追加】
「騒がしくなんかないですよ。食事を取りながらお店の人達と楽しそうに話す佐野さんを時々見て、ああ常連さんなんだな~って最初は思いました。それからも見かける度に楽しそうに話す姿を見て、自分も話をしてみたいなって思って。今日初めてカウンター席を指定して、図々しくも話しかけてしまいました」
「そうですか・・。でも騒がしくなかったならよかったです」
「大丈夫ですよ。うん、それに笑顔も素敵で気になっていました」
気になる・・とか、ちょっと持ち上げすぎじゃないかな。
褒められることになれてなくて、お世辞だろうけど照れてしまう。
すると一瞬黙った後藤さんは、真っ直ぐに視線を向けてきた。
「僕も茉優さんって呼んでもいいですか?」
「え?」
「親しみを込めて、仲良くなれたらいいなと思ってます」
「あの、は・・」
『はい』と返事しようとした時、「すいませんが、それはダメです」と安藤さんの声が割り入った。
「えっ」
驚きの声を上げた私の前にオムライスのお皿が差し出されて置かれた。
そして後藤さんの前にも。
振り返れば笑顔の安藤さんが立っている。
ニコニコといつもと同じ笑顔だけど・・ん?違うかな。
その顔は後藤さんに向けられている。
「いつも来て頂いてますね、ありがとうございます」
そう言って軽く頭を下げた。
そして私が受け取った名刺をテーブルの上から取り、それを見ながら「後藤さんとおっしゃるのですね」と言った。
「はい、後藤と申します」
「安藤です、よろしくお願いします」
挨拶をし合う2人を見ながら私は複雑な気持ちを抱える。
「そうですか・・。でも騒がしくなかったならよかったです」
「大丈夫ですよ。うん、それに笑顔も素敵で気になっていました」
気になる・・とか、ちょっと持ち上げすぎじゃないかな。
褒められることになれてなくて、お世辞だろうけど照れてしまう。
すると一瞬黙った後藤さんは、真っ直ぐに視線を向けてきた。
「僕も茉優さんって呼んでもいいですか?」
「え?」
「親しみを込めて、仲良くなれたらいいなと思ってます」
「あの、は・・」
『はい』と返事しようとした時、「すいませんが、それはダメです」と安藤さんの声が割り入った。
「えっ」
驚きの声を上げた私の前にオムライスのお皿が差し出されて置かれた。
そして後藤さんの前にも。
振り返れば笑顔の安藤さんが立っている。
ニコニコといつもと同じ笑顔だけど・・ん?違うかな。
その顔は後藤さんに向けられている。
「いつも来て頂いてますね、ありがとうございます」
そう言って軽く頭を下げた。
そして私が受け取った名刺をテーブルの上から取り、それを見ながら「後藤さんとおっしゃるのですね」と言った。
「はい、後藤と申します」
「安藤です、よろしくお願いします」
挨拶をし合う2人を見ながら私は複雑な気持ちを抱える。