幼馴染みと先生と。
高校入学
私、玉井里奈は春から高校一年生になるごく普通の女子高生だ。

同じ学校に通う幼馴染みで家が隣の相沢絢斗と谷山壮馬とは仲が良く、
一緒に登校し、下校している。

彼らの家はちょうど私を真ん中にして、右側に相沢の家、左側に谷山の家があり、私の家を挟むような形になっている。

そのせいで親同士の仲もよく、小さい頃から一緒に遊び、幼稚園も小学校も中学校もずっと一緒にいた。



絢斗「満員電車きっつ…」

里奈「しょうがないよ、朝だもん。これが俗に言う通勤ラッシュってやつなのかな?」

壮馬「おい里奈。痴漢とかあったらすぐ言えよな?俺がそいつぶっ殺して二度と社会復帰できなくさせるから。」


壮馬は里奈に対してとても過保護である



里奈「いやいやいやいやわわわ私みたいな平凡女が痴漢なんてあうわけないじゃんんん!?!!痴漢っていうのはもっとボンキュッボンのナイスバディーOLがされるものでしょ!、?」



壮馬「何言ってんだよ、里奈は可愛いから心配なんだよ。それに、痴漢はナイスバディーとか関係ないんだよ、むしろ俺はOLよりJKの方が好きなんだよ!!!」



壮馬が女子高生に対するこだわりを熱弁するあまり、声が大きくなってしまい周りの人の冷めた視線が3人を包み込む


里奈「(//////)みみみみんなみてるよ///」

絢斗「てんめえ、里奈をそうゆう目でみてんじゃねえぶっ殺すぞ」

絢斗はそう言い終えて壮馬の足を踵で思いきりふんずけた

壮馬「いっ……てぇなおいまじでいてえぞ!!!」

電車の扉が開き、2人は壮馬の言葉を無視し何やら別の話をしながら電車を降りて、壮馬も急いでその後を追いかけた

里奈「あああ緊張するなあ」

絢斗「同じクラスだといいな」

壮馬「でもほんと3人で同じ学校行けてよかったよな!」

里奈「これからも3年間よろしくね!」

壮馬「おう!」

絢斗「なにそれ、なんかこっちが照れるな(笑)」


3人で照れくさそうに笑う


ずっとこのままこの関係が崩れずに一緒にいたい。そう思った。














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