本当の君
「ねぇユナ」
「あなたはどうして生まれたの?」
「何もできないのに…」
「私と同じにはなれない…」
「あなたは普通の子として生きるのね…」
「あの子とは違うね…」
「せっかく生んだのにまた捨てなきゃだね…」
「そしてまた生まないといけないのね…」
「私を超える子を…」
「でもそれはあの子以外いない…」
「さぁかわいい我が子…」
「お外に出ましょ?」
「お外に出て綺麗な空を見て」
「お空の下にあなたを置いて」
「幸せになることを祈り」
「さようならと言い」
「その場から立ち去る」
「さようなら…またね…私の子…」
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