《短編》恋をやめた日。
恋をやめた日。
「別れよう」



直接会って言えない弱虫な私は、その言葉を電話で伝えた



え?



という、その声が聞こえた後…しばらく何も聞こえなかった。



心臓やら、体中が悲鳴をあげているみたい



イヤだと。



泣き叫びたい声を必死に抑えていた



「…分かった、でも、友達は止めないからな!!親友…だろ?俺は、どんな形でもお前の傍にいるから…それは許せよ?」



涙が止まらない



分かった…友達ね。友達に、親友に…戻ろう



私は



“彼女”



じゃなくなってしまうけれど、それでもあなたね傍に居れるなら幸せ



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