《短編》恋をやめた日。
それら全て嘘だと、私は知っていた。




「愛文が信じてくれてるから、他の奴になに言われてもいい。」



噂される度に新はそう言って笑っていた。




でも、私も疑った



新を裏切った




「…どうして、付き合っちゃったんだろ…」



星を見上げながら、ボソッと呟いた言葉



「は?」



新が間抜けな声を出した事に気付いたが、無視をした。



「何言ってんだよ…」



そう言いながら私に手を伸ばした新



でも、その手は途中で引き返していく



それも見ていないふりをする



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