《短編》恋をやめた日。
終業式の日、私の靴箱の前には新ではなく…知らない女が立っていた。



ケータイをいじりながら、誰か待ってるんだろうか?



しばらく、女を眺めていると私に気付いた。



鞄を拾い上げて、私の方へやってくる



なんだ?




周りを見渡しても、人は他に誰も居ない。



私?



「こんにちは」



女は、ニッコリ笑って私に話しかける




「…こんにちは」



なんだろう?



「やっと、お話出来た」



そう言ってケータイをパチンと閉じた



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