《短編》恋をやめた日。
鍵を閉めた部屋は、いとも簡単に蹴破られた



「大丈夫か?ごめん、蹴破ったりして…でも、お前開けてくれなさそうだし、絶対、何も食べてなくて…倒れる寸前だろうと思ったから…」



…何でもお見通し



鏡を見ると、まるでノイローゼになったかのような自分が映っていた



「ばっかじゃない!!たかが男の浮気くらいで!!」



ふと顔をあげると、あの女がいた



どうして…?



「ばかはテメーだろうが!!誰が浮気するかよ!!テメーなんかと!!謝れ!!」



え?



浮気…してない?



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