嘘と真実と君で僕になる
そして、少女は2歳になった。



…同時に母を亡くした。



ただ、幼い少女には理解できなかった。



何故母が目覚めないのか。

そして、何故涙を流しているのか。



少女の記憶の母は、

「6歳になれば、あなたを守ってくれる人が現れるわ。」


そう言っていた。


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