不器用な彼女、かわいい彼氏。


「ん?なに?」

「先輩、こんなに暗い道一人で帰ってるんですか?」



「うん、そう。・・・・・てゆーか!!!なんで竹内くんここにいるの?」



それだよ、ソレ。
だって竹内くん逆方向だし。何でここにいるのかが不思議。



「あ、それ言ってなかったですね。先輩、家まで送りますよ」


「ホント?ありがとう・・・じゃなくて。あたしの質問、応えてよ?」




あたしがそう言うと、竹内くんは一瞬真顔になって、軽くふっ、と笑った。



え?何で笑ってるの?あたし何か変なこと言った??




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