ワケあり荘のイケメンズ!
「生徒会長っていうのはね、学校で1番偉くてすごい生徒なんだよ」
「へえ〜!! 依、すごいんだぁ!」
思わず食べていたハンバーグを吐きそうになった。
ちょ、先輩を呼び捨てっ!?
「ご、ごめんなさい、先輩」
「いいよいいよ、僕がいいって言ったから。ね、真守くん」
「うん!依と友達になってあげたの!」
上から目線な真守に、青ざめながら依先輩に謝った。
嫌な顔せずニコニコと笑ってくれる依先輩は、見ていてこちらも安心できる。
ひとつ年上ってだけで、とても落ち着いてて優しくて、なんというか、大人だなぁと感じた。
「なあメグ。このハンバーグもらってもいいか?」
隣で子供みたいに目を輝かせて、人のハンバーグまで狙ってるこの男と違って……。