ワケあり荘のイケメンズ!
「湊斗はもう自分のハンバーグを食べたでしょ?ダメ。これはあげません」
「…………」
「え、もしかして僕の狙ってる?」
あたしのがダメだとわかった途端、今度は依先輩のハンバーグを狙い始めた湊斗。
どれだけ今まで飢えてたんだろう。
今度から、湊斗のご飯は量が多めのほうがいいのかもしれないな。
おあいにく様、玲央と真守と先生は、ハンバーグをすでに食べ終えてしまってるため、湊斗はなくなく狙うのを断念していた。
「俺、風呂入ってくる」
ご飯を食べ終えた玲央が食器を片付けるために立ち上がりながらそう言った。
「あ、僕も玲央と一緒に入るー!」
真守は玲央にそうとう懐いてるようで、急いでご飯を食べて、玲央のあとについていこうとする。