ワケあり荘のイケメンズ!
湊斗はというと、リビングにあるソファーで長い脚を伸ばしそうちゃんと寄り添うように眠っている。
窓から入ってくる春風が、湊斗のサラサラな髪の毛を優しく揺らしていた。
春の陽気はポカポカと温かいけど……あの人長袖Tシャツだけで寒くないのだろうか?
しかも、シャツの裾がめくれてて、スラリとした腹筋とおへそがチラリと見れる。
……体型がキレイなだけに、目のやり場に困るな……。
男の人の体なんて見慣れてないし、見たことあるって言ったって真守くらいだし……ちょっとこれは恥ずかしい。
親切心で、湊斗の体にタオルケットをかけてあげた。
その気配で、そうちゃんがパチリと目を覚ましてしまったみたいだ。
「あ、起こしちゃってごめんね」
「……別にいいけど」
「!?」