ワケあり荘のイケメンズ!
「み、湊斗……ちょっとやりすぎじゃ……」
「やりすぎじゃない。お前の下着盗んだんだぞ。簡単に許せねーだろ」
本気で怒ってる湊斗に、胸がドキッとした。
……どうして、そこまで……。
「どこに隠したかわかるか?」
「えっと、たぶんズボンのポケットの中……」
あたしに聞いてきた湊斗は、躊躇いもなく下着泥棒のポケットに手を突っ込んで、下着を取り出した。
「す、す、すいません!ほんの出来心だったんです……!ぼ、僕は玲央さんのファンで……どうしても玲央さんが履いてるパンツを見てみたくて……!」
……ん?
下着泥棒の言葉に違和感を覚えた。
「…………」
湊斗がパンツを持って固まっている。
あたしはそっと、その手の中にあるパンツを見た。
「…………」
時が止まった。