ワケあり荘のイケメンズ!
Chapter*2
ひとり増えたんですが。
翌日。
私は昼休みに、学園長に呼ばれていた。
「内宮先生から聞いたよ。昨日ワケあり荘に下着泥棒が入ったんだってね。メグちゃんは無事だったかい?」
「はい。大丈夫でしたよ」
「なら良かった。ちゃんとワケあり荘のセキュリティも強化するように頼んどいたから、これからは安心してね」
「ありがとうございます、学園長」
あたし達のために、そんなに必死になってくれるなんて。
相当、責任感じてるんだろうな。
あたしは湊斗のおかげで無事だったし、あたしより大丈夫じゃないのは玲央の方なんじゃ……。
と、頭の片隅で玲央の心配をしながら、学園長室をあとにした。