幼なじみ×恋＝？〜恋or友情？〜

「声に出てたよ、思いっきり」

「……そっか」

なんか、前にもこんなことあった気がするな。デジャヴ？

「とりあえず電話してみたら？」

謝るために、急いできみちゃんに電話をかけると。

『買い物？いいよ、別に。一人でも大丈夫だし』

……あ、そうですか。

『それより、ちゃんと委員の仕事しなよ？お姉ちゃん、ほっとくとすぐサボるんだから』

「言われなくてもやるってば！じゃあね！！」

頭にきた私は、ブチッと一方的に電話を切った。

もう、お姉ちゃんに対して何なの、その態度は！

「……まみこ、何言われたかは大体想像つくけど、きみちゃんは心配してくれてるんだと思うよ？」

「知らない！きみちゃんは、昔から私に冷たいもん！」

小さい頃から、なんでもできるきみちゃんと比べられて育った私の気持ちなんて……きみちゃんはわかってない。