幼なじみ×恋=?〜恋or友情?〜
いや、わからない。絶対に。

「まみこ……あたしは兄弟がいないからよくわからないけど、いつか、きみちゃんの気持ちがわかる日が来ると思う」

……そんな真剣な顔で言われても困るよ。

でも、兄弟がいない凛にとって、私の悩みは贅沢な悩みなんだ。

「……ごめんね、凛」

「え?何が??」

私が謝った理由がわからないようで、きょとんとする凛。

やっぱり優しいね。ハルといい凛といいひなちゃんといい……私の周りは、優しい人ばっかりだ。

恵まれてるな、私。



そして、学活の時間。

文化祭委員である瞬と私が前に出て、私は黒板に書く係、瞬は司会をすることになった。

< 119 / 209 >

この作品をシェア

pagetop