幼なじみ×恋=?〜恋or友情?〜
「あっ、城田くんだ!おーい、城田くーん!」

青い小人の衣装を着た城田くんを見つけ、私は走って城田くんに近づく。

城田くんは私の方を向いて、無表情な口元を少し緩めた。

「どうした、星野」

「んー、単に話したくて」

まだ午前中なのに、もう緊張してるんだよね……。

だから、少しでも緊張を解きたくて。

「……いいのか?ハルじゃなくて」

「え?なんでハル?」

「……いや、何でもない」

?どうしたんだろ、城田くん。

ハルと話したら、絶対意地悪言われるから嫌だ。

どうせ、ハルのことだから、

『セリフド忘れすんなよ?間違えたら恥ずいぜ~w』

とか、

『緊張して噛むなよ?あと、手足が同時に出るとか、爆笑だからなw』

とか言うに決まってる!!

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