エリート上司と秘密の恋人契約
黒坂さんの奥さんと子供は、ピアノ教室が終わってからお友だちの家に行くことになったと連絡が入り、私たちがいる間には帰ってこなかった。
黒坂さんは私とミヤを会わせるのが目的だったから、家族に会うのはまたの機会だねと言った。またの機会があるかは疑問だが、頷いた。
しかし、ミヤはずっと和真に抱かれていて、私にはなつかなかったな。
「ねえ、和真。さっき黒坂さんに内緒にしたこと、私には教えてくれる?」
「美弥に言うのも恥ずかしいんだけどな」
そんな前置きをしながらも、車の中で話してくれた。恥ずかしいのか運転に集中しているのかは分からないけど、終始前だけを見て、話す。
恥ずかしいのは話す和真だけでなく、私もだった。
気付かないところで見られたというから、変なことをしていなかったかと不安になる。
「何度か本間といるところを見たんだ、本間と話している美弥は本当に自然体で、飾らない笑顔がかわいくて、見られた日はラッキーだと思い、その日の仕事は捗った」
黒坂さんは私とミヤを会わせるのが目的だったから、家族に会うのはまたの機会だねと言った。またの機会があるかは疑問だが、頷いた。
しかし、ミヤはずっと和真に抱かれていて、私にはなつかなかったな。
「ねえ、和真。さっき黒坂さんに内緒にしたこと、私には教えてくれる?」
「美弥に言うのも恥ずかしいんだけどな」
そんな前置きをしながらも、車の中で話してくれた。恥ずかしいのか運転に集中しているのかは分からないけど、終始前だけを見て、話す。
恥ずかしいのは話す和真だけでなく、私もだった。
気付かないところで見られたというから、変なことをしていなかったかと不安になる。
「何度か本間といるところを見たんだ、本間と話している美弥は本当に自然体で、飾らない笑顔がかわいくて、見られた日はラッキーだと思い、その日の仕事は捗った」