エリート上司と秘密の恋人契約
ハッキリと拒絶される。約束してくれれば待つつもりでいた。でも、約束さえもしてくれない。
「美弥、悲しませるつもりはないんだ。そんな顔をしないで」
涙がこぼれそうになった私は唇を噛み締めていた。泣き顔は見られたくないから、必死でこらえる。
「和真、抱いて」
「美弥……」
和真は両手で私の頬を包み、キスをする。すぐに舌が入ってきたので、私は受け止める。
閉じていた目を微かに開けて、壁時計を見る。タイムリミットまであと三時間。その間、ずっと和真を感じていたい。
今日のことはしっかりと覚えておこう。嬉しかったことも悲しかったことも全部覚えておこう。これは夢ではなくて、現実だ。
和真の香りも温もりも忘れない。そして、今度会ったときは私から「付き合って」と言う。
約束してくれなくてもいい……私が絶対に和真を追いかけて、捕まえる。
「美弥、悲しませるつもりはないんだ。そんな顔をしないで」
涙がこぼれそうになった私は唇を噛み締めていた。泣き顔は見られたくないから、必死でこらえる。
「和真、抱いて」
「美弥……」
和真は両手で私の頬を包み、キスをする。すぐに舌が入ってきたので、私は受け止める。
閉じていた目を微かに開けて、壁時計を見る。タイムリミットまであと三時間。その間、ずっと和真を感じていたい。
今日のことはしっかりと覚えておこう。嬉しかったことも悲しかったことも全部覚えておこう。これは夢ではなくて、現実だ。
和真の香りも温もりも忘れない。そして、今度会ったときは私から「付き合って」と言う。
約束してくれなくてもいい……私が絶対に和真を追いかけて、捕まえる。