エリート上司と秘密の恋人契約
困らせるつもりはないと言われても、困ったな。頭を抱えたくなる。
「テーマパークに行く?」
「え?」
「あそこなら自然と笑顔になれるんじゃないかな」
テーマパークではしゃぐ諸橋副課長は想像できないけど、どんな様子になるのか見てみたい。意外な一面が見られるかもしれない。
「もろ、あ!か、か、か、かずぅま………は、」
「ぷっ!美弥、噛みすぎだよ。がんばってくれているのは分かるけど、落ち着いて」
名前で呼ばないとまた注意されると思って言い直したが、すんなりと言えない。だけど、こっちは必死なのに笑うなんて……それにしても、この人の笑顔はやっぱり破壊力があると思う。
この笑顔に惚れる人も多いに違いない。
早く動きそうになっていた心臓辺りに手を当てて、気持ちを落ち着かせる。
「和真は、テーマパークによく行くの?」
こんな話し方でいい? くだけ過ぎと思われない?
「いや、あまり行かないな。子供の頃は1年に一度くらいは行っていたけど、大人になってから行っていない。久しぶりだから、楽しみだな」
「テーマパークに行く?」
「え?」
「あそこなら自然と笑顔になれるんじゃないかな」
テーマパークではしゃぐ諸橋副課長は想像できないけど、どんな様子になるのか見てみたい。意外な一面が見られるかもしれない。
「もろ、あ!か、か、か、かずぅま………は、」
「ぷっ!美弥、噛みすぎだよ。がんばってくれているのは分かるけど、落ち着いて」
名前で呼ばないとまた注意されると思って言い直したが、すんなりと言えない。だけど、こっちは必死なのに笑うなんて……それにしても、この人の笑顔はやっぱり破壊力があると思う。
この笑顔に惚れる人も多いに違いない。
早く動きそうになっていた心臓辺りに手を当てて、気持ちを落ち着かせる。
「和真は、テーマパークによく行くの?」
こんな話し方でいい? くだけ過ぎと思われない?
「いや、あまり行かないな。子供の頃は1年に一度くらいは行っていたけど、大人になってから行っていない。久しぶりだから、楽しみだな」