エリート上司と秘密の恋人契約
キスをしてくれるなら、ずっと丸出しでもいい。でも、おでこよりも口がいいな。
和真の口をじっと眺めた。
「ん? どうした?」
「和真、キスは口にして」
「そんなふうに言われたらたまらない」
和真は軽いリップ音を立てて、キスをしてくれる。
でも、軽いキスだけでは足りない。
もっと濃厚なのが欲しい。
「もっとして」
「だからー、たまらないって言ってるだろ? 煽るなよ。あー、もう散歩はおしまいだ。旅館に戻ろう」
「うん」
周りに歩いている人はいなかったけど、車の通りは多い。和真しか見えなくて忘れていたけど、ここは外だった。
他人に見せる趣味はないし、見られるのは恥ずかしい。
仲良く手を繋いで戻ると仲居さんたちが「おかえりなさい」と出迎えてくれる。
本当にいい旅館だ。
「ねえ、ここ予約するの大変だった?」
多分予約をしたのは数日前。間際でよく取れたなと思っていた。
和真の口をじっと眺めた。
「ん? どうした?」
「和真、キスは口にして」
「そんなふうに言われたらたまらない」
和真は軽いリップ音を立てて、キスをしてくれる。
でも、軽いキスだけでは足りない。
もっと濃厚なのが欲しい。
「もっとして」
「だからー、たまらないって言ってるだろ? 煽るなよ。あー、もう散歩はおしまいだ。旅館に戻ろう」
「うん」
周りに歩いている人はいなかったけど、車の通りは多い。和真しか見えなくて忘れていたけど、ここは外だった。
他人に見せる趣味はないし、見られるのは恥ずかしい。
仲良く手を繋いで戻ると仲居さんたちが「おかえりなさい」と出迎えてくれる。
本当にいい旅館だ。
「ねえ、ここ予約するの大変だった?」
多分予約をしたのは数日前。間際でよく取れたなと思っていた。