エリート上司と秘密の恋人契約
もう撮れない。もう和真コレクションが増やせない。残念だけど、今までのを消去されては困るから承諾するしかなかった。
寝顔がダメなら起きているときを撮らせてくれないかな。もう少しコレクションを増やしたい。
「勝手に撮らないのなら、撮ってもいいの?」
「は?」
「はい、和真。撮るよー、笑ってー」
返事が来る前にスマホを向けた。笑わなかったけど、構わないで撮った。
眉間にシワを寄せた画像がコレクションの1枚となる。
「美弥、今のは消せよ」
「嫌です。私のだもん」
私のスマホを取り上げようと和真が手を伸ばすから、私は胸の中に抱き締めた。
新しく加わった目を開けた和真の画像を消されては困る。貴重な1枚だ。
「はあ。仕方ないな」
頑なに拒んだので諦めてくれた。粘り勝ちである。私は嬉しくて、笑う。
「ハハッ、美弥には敵わないな。惚れた弱味というか、俺の負けだよ」
「フフッ、やった!」
寝顔がダメなら起きているときを撮らせてくれないかな。もう少しコレクションを増やしたい。
「勝手に撮らないのなら、撮ってもいいの?」
「は?」
「はい、和真。撮るよー、笑ってー」
返事が来る前にスマホを向けた。笑わなかったけど、構わないで撮った。
眉間にシワを寄せた画像がコレクションの1枚となる。
「美弥、今のは消せよ」
「嫌です。私のだもん」
私のスマホを取り上げようと和真が手を伸ばすから、私は胸の中に抱き締めた。
新しく加わった目を開けた和真の画像を消されては困る。貴重な1枚だ。
「はあ。仕方ないな」
頑なに拒んだので諦めてくれた。粘り勝ちである。私は嬉しくて、笑う。
「ハハッ、美弥には敵わないな。惚れた弱味というか、俺の負けだよ」
「フフッ、やった!」