エリート上司と秘密の恋人契約
別れは曖昧に
和真と付き合い始めてから2回目の週末を終えた翌日の月曜日、私は始業時間になったのにも関わらず、ぼんやりとパソコンの画面を見ていた。
幸せボケかもしれない。
金曜日の夜から日曜日の夕方まで和真の部屋で過ごした。土曜日の夜に焼き肉を食べに行ったくらいで、ほとんど部屋にいた。
何をしていたかというと、まったり、ごろごろ、イチャイチャしていたのだ。
和真と過ごす時間は本当に居心地が良くて、まったり出来るのだけど、その中で抱かれるという刺激もあり、私の心と身体はとろとろにされた。
幸せな時間だったなーと特にベッドでのひとときを思い出し、呆ける。脳内はお花畑状態。
「星川さん。……星川さん!」
誰よ、星川って……うるさいわね。
「ちょっと、美弥、美弥ったら。課長が呼んでるわよ」
ん? 課長が呼んでる? 誰を……私を?
あ! 私、星川だ!
さやかさんに肩を揺さぶられて、「はい! すみません!」と勢いよく立ち上がった。
26年ずっと名乗ってきた名字を忘れるなんて、バカすぎる。
幸せボケかもしれない。
金曜日の夜から日曜日の夕方まで和真の部屋で過ごした。土曜日の夜に焼き肉を食べに行ったくらいで、ほとんど部屋にいた。
何をしていたかというと、まったり、ごろごろ、イチャイチャしていたのだ。
和真と過ごす時間は本当に居心地が良くて、まったり出来るのだけど、その中で抱かれるという刺激もあり、私の心と身体はとろとろにされた。
幸せな時間だったなーと特にベッドでのひとときを思い出し、呆ける。脳内はお花畑状態。
「星川さん。……星川さん!」
誰よ、星川って……うるさいわね。
「ちょっと、美弥、美弥ったら。課長が呼んでるわよ」
ん? 課長が呼んでる? 誰を……私を?
あ! 私、星川だ!
さやかさんに肩を揺さぶられて、「はい! すみません!」と勢いよく立ち上がった。
26年ずっと名乗ってきた名字を忘れるなんて、バカすぎる。