エリート上司と秘密の恋人契約
受信メールを見ると何通が届いていて、そこに「諸橋」の名前があり、ドキッとする。だけど、今は和真からのメールよりも課長のを先に確認しなければならない。

課長からのメールを開き、添付されているエクセルを開く。


「開きました」


「そこに貼り付けされている画像を使用して欲しいそうなんだよ。それで進めてくれないか？」


「分かりました。出来上がったら、共有フォルダに入れておきますね」


「うん、よろしく」


課長はこれから会議のため、資料等を持ってフロアを出ていく。出ていく課長を横目で見てから、開いたエクセルを一旦閉じて、和真からのメールを開く。

社内にいるときは、スマホで連絡を取るよりもパソコンのほうが確実だからと昨日話していて、何かあればメールを送ると言っていた。

逆に私から何かあればいつでも送ってと。

和真から届く社内メールは初めてなので、和真専用フォルダを作って、保存しておこうかなと考える。
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