エリート上司と秘密の恋人契約
課長も私もその日は予定がなかったからOKだが、相手側の都合とも合わせなければならないので、もしこの日がダメだった場合に備えて第二希望の日にちも教えてもらう。


「ありがとうございます。早急に確認して、決定した日を連絡します。では、失礼します」


「あー、ちょっと待った」


「はい?」


これから広報部に戻り、主任に話をして、相手側とスケジュール調整をしてもらってから黒坂さんに連絡をする予定にしたので、私は社長室を出ようとした。

ドアノブにかけようとした手を止めて、黒坂さんのほうへと体を向ける。


「今度の休みに諸橋とうちに来いよ。おもしろいものを見せてやるから」


「黒坂さんのお宅にですか?」


「うん。諸橋は何度か来たことがあるから分かるよ」


「あの、おもしろいものとは?」


黒坂家にあるおもしろいものが気になった。どんなものがあるのだろうか?


「それは来てからのお楽しみに決まってるでしょ? ああ、うちには子供が二人いるから遊んでもらえると助かるけど」
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