声が聞きたくて
気持ち
「各テーブルに配置しますので、矢沢さんは三代店長のサポートお願いします」
「配置したら、声掛けますのでチェックしてくださいね」
私は頷いて、その場を後にする。
あの後、雅人さんが会社の入り口
階段の入り口まで送ってくれた
荷物を受け取ると
さっきより、ズシッとくる
「大丈夫か?買いすぎか?」
そう笑ってくれるから
私もつられて笑ってしまう
「……またな」
私の頭にポンとして彼は行ってしまった
またな…か。
この先、会うんだろうか……
あのコンビニに居たのは
たまたま?それとも、会社がこの近辺?
重たいビニール袋を持ち階段を上がる