いじめ役の君といじめられ役の私♡
『凛歩、馬鹿すぎでしょ!
あんな時に自己紹介なんて!』
『だって、超イケメンだったんだもん…
ねえ!あの人うちのクラスらしいんだけど
あんなイケメンいた!?』
だって普通ならもう気づいてて
アピールしまくってるのに!
『あー、賢人くんね、3年になった初日から
休んでるよ。今日は来たみたいだけど。』
『へえ、そうなんだ』
今日から登校してきたってことね。
はじめましてはじめまして。
『でね、さっきの女の子を2年の時から
ずっとあーやっていじめるってか
いじってたらしいよ。』
『に、2年の時から!?』
…なんて羨ましい事をッ!!
私なんて2年の時は翔太と弁当早食い競争
してただけなのにッ!!
こうなったら…!!
『あ、二人とも先食べてて!
私、下調べしてくる!』
『は??下調べ??…まさか!?』
『お、さっすが逢莉、感がイイね〜
そのまさか♡だよ♡いってきー!』
私は二人にもひらひらと手を振って
急いでさっき来た道を戻った。