胡蝶の夢


「え?何て?」
「ですから包丁です。もしくはそれに類する何がです。」
「はいぃ?」
「娘さんは、自動車にひかれるよりさきに、足を何かで切断されてるんですよ!」
「え?え?」
「その証拠に、ほら。切断面が異常に綺麗だ。」
「はぁ…」
「これは誰にも言わないでください。娘さんにも。絶対ですよ!」
「は、はい」
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