溺愛オオカミくんの番外編集。
「も、もちろんだよっ!」
ポロポロと涙を溢しながら、首がとれるんじゃないかってくらいふる華湖。
「これからも隣にいてほしいのも、隣にいたいのも華湖だよ。
……絶対幸せにするから」
「っ、真琴くん、…」
俺は立ち上がって座っている華湖にキスを落とす。
……誓いのキス、みたい。恥ずかしいから華湖にはぜってー言わないけど。
「なんかこれ、誓いのキスみたいだね」
えへへ、と照れたように笑う華湖。
ほんと、華湖にはかなわない。
「私、すっごく幸せ。ありがと、真琴くん」
俺はこの笑顔をずっと隣で守っていきたいと思う。
*
・
*
「華湖、もし他の男に言い寄られたら結婚してるんでって言えよ」
「い、言うのに照れちゃうよ!結婚、だって言うの」
「じゃあ俺が、“俺の嫁にて出してんじゃねぇよ“って言った方がいい?」
「そっちの方が恥ずかしいよ!!」
Fin.