好き以上
甘い以上
むかしむかし、あるところに慎み深い百合の花のように、清純で清らかなお姫様がおりました。
お姫様の周りでは、誰もが口々に言うのです。
「あれほどお淑やかで上品な娘がいたことでしょうか」
しかし、そんなお姫様は一つだけ難点があったのです。
それは───
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