優等生と平凡な私

「分かった分かった。じゃあ聖報学園(私立は)を受ける事にする。でも特進は絶対無理だから、普通のコースで良いよね」

「えぇ、私はそれで構わないよ。流石に那美子が特進に入れるなんて思ってないからね」

祖母は、とりあえず満足のようだ。

「聖報学園の制服を那美子が来れるなて、お母さん今からワクワクしてきたわ」

母は母で、すっかり聖報学園に行くものと思ってしまっている。

(言っとくけど、本当に行けるかはまだ分からないんだからね。二人とも。)


そしてその日の夜、
母からその話しを聞いた父は、それはそれは多いに喜んでいた。