優等生と平凡な私
「僕たちは、今日この良き日を迎えられた事を本当に嬉しく思います。
そしてこれからの3年間、当校にて様々な事を学び立派な社会人となりたいと思います...」

男の子が話し出してから、皆も薄々分かったようだ。

はっきり言って、この男の子凄いイケメンである。それに身長も170後半はある感じだ。

「この子はモテるだろうな〜」

那美子は他人事のようにふと考えていた。


そして「以上、新入生代表。特進科 古宮拓也」

そう締め括った瞬間、凄い拍手が鳴り響いた。


そしてその後職員の紹介等があり、入学式は終わった。

その後は皆教室に移動した。


教室に着くと担任の住田仁志(すみたひとし)先生と、久保本明里(くぼもとあかり)先生の紹介があり、これからのスケジュールの説明があった。

これで今日は終了となる。
私は母が待っていたので、とりあえずそのまま教室を後にした。
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