小悪魔な彼の想定外な甘い策略
「すみれさん、その、バーテンのこと好きなんですよねぇ?」
「……好きだよ」
うん、そうだ。
あの疑惑の日から顔を見ていないけれど、私は蓮田さんが好きなんだ。
出会って間もないけれど、蓮田さんの優しい笑顔も、セクシーな仕草も、オレンジを転がしちゃうようなお茶目な一面も。
蓮田さんの事を聞かれているのに、何故かふと梶山君の彼女の事を考える。
「……梶山君も、彼女の事、好き?」
「……なんなんですか、いきなり」
そりゃそうだ。そりゃ、怒るのも無理はない。
私のためにこうして休日に時間を作ってくれているのに忘れて楽しく過ごし、揚げ句の果てにまたの機会にみたいな雰囲気を出されたらむかつくもんね。
そんで、ふざけんな、誰のためにやってんだ、って意味の私の意思確認なのに、質問返しをしてどうするってのね……。
でも、なんだか、急に気になったんだもん。
「……好きだよ」
うん、そうだ。
あの疑惑の日から顔を見ていないけれど、私は蓮田さんが好きなんだ。
出会って間もないけれど、蓮田さんの優しい笑顔も、セクシーな仕草も、オレンジを転がしちゃうようなお茶目な一面も。
蓮田さんの事を聞かれているのに、何故かふと梶山君の彼女の事を考える。
「……梶山君も、彼女の事、好き?」
「……なんなんですか、いきなり」
そりゃそうだ。そりゃ、怒るのも無理はない。
私のためにこうして休日に時間を作ってくれているのに忘れて楽しく過ごし、揚げ句の果てにまたの機会にみたいな雰囲気を出されたらむかつくもんね。
そんで、ふざけんな、誰のためにやってんだ、って意味の私の意思確認なのに、質問返しをしてどうするってのね……。
でも、なんだか、急に気になったんだもん。