小悪魔な彼の想定外な甘い策略
本当に自然に笑い返し、梶山君と手を繋ぐ。
「じゃあ……えーと、あの。靴下ありがとうございました」
「いいえーお似合いのお二人さん、仲良くね♪」
私達に向かってひらひらと手を振る詩音さん。
その立ち居振舞いはとてもかわいらしく、嫌味が無くて。
完敗だよね、と思った。
蓮田さんへの想いの強さも含めて。
「詩音さん 」
梶山君が声をかける。女子の名前を一発で覚える辺りに感心しつつ、そんな梶山君を見れば、その視線に応えるようにぎゅっと強く手を握り直される。
……そういうことをごく自然に出来る辺りが、彼の人気の秘密なのかもしれない。
ゲーム感覚で色んな女の子とエッチをしちゃう蓮田さんより、天然で思わせ振りな態度を取る梶山君の方がある意味たちが悪いかもしれないな、なんて。
「なぁに?彼氏さん」
うん、やっぱりかわいい。
「じゃあ……えーと、あの。靴下ありがとうございました」
「いいえーお似合いのお二人さん、仲良くね♪」
私達に向かってひらひらと手を振る詩音さん。
その立ち居振舞いはとてもかわいらしく、嫌味が無くて。
完敗だよね、と思った。
蓮田さんへの想いの強さも含めて。
「詩音さん 」
梶山君が声をかける。女子の名前を一発で覚える辺りに感心しつつ、そんな梶山君を見れば、その視線に応えるようにぎゅっと強く手を握り直される。
……そういうことをごく自然に出来る辺りが、彼の人気の秘密なのかもしれない。
ゲーム感覚で色んな女の子とエッチをしちゃう蓮田さんより、天然で思わせ振りな態度を取る梶山君の方がある意味たちが悪いかもしれないな、なんて。
「なぁに?彼氏さん」
うん、やっぱりかわいい。