小悪魔な彼の想定外な甘い策略
*恋する蓮田さん
*****

人生なんて、ちょろいと思ってた。


顔がよければ大体のことは上手くいくんだな、と気がついたのが小学生の頃。


それなりに頭も良かったし、スポーツも出来た。適度にふざけたりする技も持ち合わせていたイケメンの俺は、ほぼ無敵だった。


女の子たちにはキャーキャー言われていたし、校内には俺のファンクラブもあった。


こんな感じで人生なんて楽勝だと思ってた。



……あの日までは。
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