小悪魔な彼の想定外な甘い策略
他の子もかわいいと、思う。

店の客が増えるのもいいことだし。


ホストみたいなもんだ。
言葉で惑わせて、その自分の技術に酔いしれて。

実際、それなりに自分の好みの子にちょっかいを出すし。


だけど、それでも。

セフレのふりをして、詩音を抱いて満たされている俺は、他の子と恋愛ゲームはできても、やる気になれなくて。


酔いつぶれた子は、休憩室に運び込んで、さもヤっちゃったみたいな感じにする。


半分脱がせたり、キスマークをつけておいたり、パターンは色々。


それなのに、詩音が妬かない。
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