小悪魔な彼の想定外な甘い策略
「んー?この間来て、ほら、真咲が、面倒だから避難、とかいって逃げ出しちゃったやつ。あのあとねー、彼氏が来てねー、付き合いたてで、お似合いだったんだよ!初々しくてさー」
記憶をたどり、ああ、と思い当たる。
うん、確か店を出たら彼氏っぽいのが来て、修羅場は嫌だし危機一髪!と思ったアレか。
「へー」
あれ?確か、狙ってるとこだとか言ってなかった?まぁいいけど。
「やっぱね、チャラチャラしてたらダメだと思う。真咲、料理も上手なんだし、バーじゃなくてご飯屋さんにでも、転向したら?」
「……えええええ、なんでそうなる?俺が美味しいオムライスとか焼いてたら笑うだろ」
「ええ!いいじゃん!あたしオムライス大好き!!」
カレーをすくっていたスプーンをぎゅっと握りしめて詩音がパアッと笑う。
記憶をたどり、ああ、と思い当たる。
うん、確か店を出たら彼氏っぽいのが来て、修羅場は嫌だし危機一髪!と思ったアレか。
「へー」
あれ?確か、狙ってるとこだとか言ってなかった?まぁいいけど。
「やっぱね、チャラチャラしてたらダメだと思う。真咲、料理も上手なんだし、バーじゃなくてご飯屋さんにでも、転向したら?」
「……えええええ、なんでそうなる?俺が美味しいオムライスとか焼いてたら笑うだろ」
「ええ!いいじゃん!あたしオムライス大好き!!」
カレーをすくっていたスプーンをぎゅっと握りしめて詩音がパアッと笑う。