小悪魔な彼の想定外な甘い策略
*おまけ*
*****
「ここ、ここに絶対行ってみたいんですよねー」
「えー?やだよ、また。トイレの床が水槽になってるお店とかだったら。落ち着かないもん……」
ぽかぽかと陽射しの暖かい春の日。
私と智くんは、ベンチに腰掛け、雑誌を覗きこんでいる。
「大体ね、すみれさんのトイレが近いから、それなら少しでも楽しいトイレのあるお店を……って思って探した俺の愛が伝わらないとかなんですかそれ」
「うるさーーーーーい!トイレが近いとかババア扱いしないでよねっ。すみませんね、頻尿で」
むくれた顔のまま、思わず智くんの肩を叩く。
いたた、と大袈裟に肩を押さえながら智くんも言い返す。
「……フツー彼氏の前で尿とか言います?」
「ここ、ここに絶対行ってみたいんですよねー」
「えー?やだよ、また。トイレの床が水槽になってるお店とかだったら。落ち着かないもん……」
ぽかぽかと陽射しの暖かい春の日。
私と智くんは、ベンチに腰掛け、雑誌を覗きこんでいる。
「大体ね、すみれさんのトイレが近いから、それなら少しでも楽しいトイレのあるお店を……って思って探した俺の愛が伝わらないとかなんですかそれ」
「うるさーーーーーい!トイレが近いとかババア扱いしないでよねっ。すみませんね、頻尿で」
むくれた顔のまま、思わず智くんの肩を叩く。
いたた、と大袈裟に肩を押さえながら智くんも言い返す。
「……フツー彼氏の前で尿とか言います?」