小悪魔な彼の想定外な甘い策略

***



……頭、痛い。
……喉、渇いた。
……身体、ダルい…………


……っていうか。
ここどこ?!今何時?今日何曜日?!?!


じわじわと覚醒しながら、視界に入ってきた見慣れない天井と、肌触りの違和感で一気に目覚める。


……いや、本気で、ここどこ……?

スペース的には、12畳程度?
新しくは無いけれど、小綺麗なフローリングで、カーテンの掛かっていない窓からは日の光がさんさんと降り注ぎ、11月だと言うのに暑いくらいの陽気で、自分が汗ばんでいることに気づく。


ん?
日の光がさんさんと?

いやちょっと待って、私今日仕事。

ていうか、昨日はどうしたんたっけ?えぇと、えぇと……。

そうだ。蓮田さんのバーに行き、雰囲気に飲まれてじゃんじゃん飲み、そして、何だかいい雰囲気で……って、ん?
< 63 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop