小悪魔な彼の想定外な甘い策略
事務室に戻ると、自席で突っ伏している梶山君を発見し、もしかして職場の先輩の見たくもない裸同然のビジュアルに衝撃を受けたのかしら、と思い、責任を感じて恐る恐る声をかけてみる。
「か……梶山君?」
「っあ、おかえりなさい」
その返しはあっているんだろうか。
「……た、ただいま」
梶山君の机の上にはコンビニのおにぎりとカップラーメン(未開封)とチョコレートプリン。
「さっきは変なとこ見せちゃってごめんね……食べないの?」
「なんか、食欲なくて」
いや、コンビニに行った時点ではがっつりデザートまで食べる気だったわけでしょう?……って、もしかして。
「ごめん、変なもの見せて。食欲無くすよね、見たくもないアラサーの、半裸とか」
自虐でもなんでもなく素直にそう思う。
色んな女子を見て目が肥えているであろう梶山君だからこそ、余計に申し訳ない。
「か……梶山君?」
「っあ、おかえりなさい」
その返しはあっているんだろうか。
「……た、ただいま」
梶山君の机の上にはコンビニのおにぎりとカップラーメン(未開封)とチョコレートプリン。
「さっきは変なとこ見せちゃってごめんね……食べないの?」
「なんか、食欲なくて」
いや、コンビニに行った時点ではがっつりデザートまで食べる気だったわけでしょう?……って、もしかして。
「ごめん、変なもの見せて。食欲無くすよね、見たくもないアラサーの、半裸とか」
自虐でもなんでもなく素直にそう思う。
色んな女子を見て目が肥えているであろう梶山君だからこそ、余計に申し訳ない。