私たちの物語

juiceの青ペン

「すぐに終わるからね。」


忠告のように言って、透華は話始めた。


「まず、透華の初恋の人は」


お、早速重要!

適当に持ってきたカバンの中から、メモと、juiceの青ペンを用意する。


「高田遠矢〈たかた とうや〉。」


おう。

透華も変な人を好きになったもんだ。


思わず、ペンを落とした。

お気に入りなのに。


だって、高田ってオカマなんだよ?!

自称オカマ。

もちろん、通称オカマ。


顔がカッコいいから、一部の女子に人気がある。
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