私たちの物語

黄色い蛍光ペン

「彼女がいなくて嬉しかったのっ」


そりゃあ、オカマだから、女子に興味ないでしょ


「一年の時、透華とサクちゃんと高田も、同じクラスだったでしょ?

その時、かまってくれて、嬉しかったの」


さすが、ドM……


「でも、サクちゃんがいじられてたじゃん?

だから、サクちゃんに嫉妬してたことがある。」


それ、羨まれるものだったの……?

疑問に思いながら、シャーペンでメモをした上から黄色い蛍光ペンでマークをつける。
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