私たちの物語
「さえちゃん、ちょっと会って欲しい人がいるのー!

あがるわよー!」


あのー、すでに上がらせていただいているのですが……


「いいわよー!」


奥から声が聞こえてきた。

おばちゃんについて、畳の部屋に入った。

そこには、メガネをかけた瞳の大きいおばあさんがいた。


「まりちゃん、どうしたん?」


「この子、うちの隣に住んどんやけどそこで会って

プーちゃんに会いたいらしんよ。」


さえさんの質問におばちゃんが答えた。
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