私たちの物語
この子が、リーかっ!

私はプーと、リーを撫でまくった。


「ふふふ。

コスモスは、犬が好きなのね。」


「はい!」


「犬を飼ってないのかい?」


「飼ってるんですけど、今、家に帰る気分じゃなくて

犬に触れなくて困ってたんです。」


「そーかい。

コスモスが来たかったら、いつでも来ていいからね。」


「わあ!

ホントですか?!」


「あぁ。

コスモスの犬も連れて来てもいいよ。

なんなら、ここで宿題をしてもいいし。

かはははっ」


さえさんは盛大に笑っているが、私はとても嬉しかった。

プーが、撫でてもないのに嬉しそうな顔をした。
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